「バリウム」というと健康診断など胃の検査で飲んだことがある方も多いのではないでしょうか？
しかし、一体どんな成分で出来ているかと聞かれるとご存知でない方も多くいらっしゃるかと思います。
今回はそんなバリウムの成分や効果、そしてトイレで流れなくなってしまった時の対処法をご紹介していきます。
バリウムの正体は、胃の検査によるX線を吸収する性質を持つ石（アルカリ土類金属のひとつ）を砕いて粉末状にして水に溶かしたものとなります。
石の粉末を均一に水に溶かすための添加物や、飲みやすくするための香り・味付けの為の添加物も含まれているので、
石材のみというわけではないのですが、飲みづらいと感じる人も多いかもしれません。
しかし、あまり美味しくしてしまうと胃が活発になり胃酸が分泌され、バリウムの胃粘膜への付着が悪くなってしまうという難点がある為、
必要以上に美味しくする事はできないというわけです。
また、検査後に体から排出するにも一苦労というのはよく耳にするかと思いますが、バリウムが体内に長時間残ってしまうと害がある為、
飲用後は即座に下剤を飲み、排出を促します。
ここからはこの排出したバリウムによって起こるトイレのトラブルと対処法をご紹介致します。
バリウムに関するトラブル
case1. バリウムが便器にへばりついたまま流れない
便器の水をいくら流しても、便器に付着したまま流れていってくれないケースがあります。
バリウムによる汚物は重さと粘着力があるので一度へばりついてしまうと、なかなか流れません。
【対処法】
・ナイロン製のブラシなどでこすり落とす
金属たわしでこすると便器が傷む為お控えください。
・40～50℃のぬるま湯をかけてみる
熱湯は便器が割れる恐れがある為40～50℃を目安にしてください。
・慌てず放置してみる
拍子抜けの回答かもしれませんが、バリウムはコンクリートのように固まりきることはなく、
水に少しずつ流れていくので、時間をかけてゆっくりきれいになればいいと、気長に待つ方も居られます。
case2. 一応流れたけれど、便器の中の溜水が白く濁った状態が続いている
これは、目視確認できる位置にバリウムのこびりつきが無いだけで、排水口付近にこびりついている為、流しても流しても白い濁りが上がってきている状態です。
【対処法】
・40～50℃のぬるま湯で押し流す
便器に付着したバリウムを流すときと同じ要領です。
① 40～50℃のお湯を準備します。
※ 50℃以上の熱湯を使用するのは陶器割れの原因となる為お控えください。
② ぬるま湯をヤカンに入れて高い位置から排水口目掛けて一気に流していきます。
こうする事により水圧をかける事ができるので、より押し流す効果が高まります。
・パイプスルー剤を利用してみる
長時間液剤を放置せず、しっかり時間を守って使用し、水やぬるま湯（40～50℃）で流してみてください。
それでも濁り水が直らない場合もトイレを排水してみて、水が流れるようであれば心配しなくてもバリウムも徐々に流れていくので、気長に待って頂いて問題ありません。
このように、対処法があるのはわかりましたが、こういった事を事前に防ぎたいという方は下記の予防法を試して頂く事をおすすめ致します。
バリウムトラブルの予防法
①トイレットペーパーを便器内に敷く
バリウムトラブルを防ぐ簡単な方法は、まずトイレットペーパーを便器内に敷いて、そこへ排泄をし、流すという方法です。
トイレットペーパーを敷く事で便器への付着を防ぐことができます。
スルンと流れるので一度に流しきることができる場合もあります。
②使い捨てトイレを使用する
または緊急や災害時用の使い捨てトイレが安く市販されているので、そういったものを利用して、そのまま廃棄するという手段があります。
そうするとバリウムをトイレへ流す必要がなくなるので、先述のトラブルを完全に防ぐ事ができます。
バリウムが詰まってしまうトラブルの解決に苦労したという経験をお持ちの方は是非試してみてください。
※イメージ画像
いかがでしたでしょうか。
今日はバリウムについてご紹介して参りました。
皆様は健康診断のご予定はお決まりですか？
ご多忙な方も、ご自身の健康チェックは欠かさず行い、できるだけ未然に病気を防ぎ、健康的にお過ごしください。
また、末永く快適な生活を送る為にはご自身の健康診断が重要なように、建物の排水管検査も定期的に行って頂く事はとても重要です。
ご利用のマンションやビルの排水管は定期的な高圧洗浄が行われていますか？
修繕計画はございますか？
先ずはご利用のビルやマンションの管理会社や大家さんなどへご確認ください。
日々の水廻り環境をより安心且つ衛生的にご使用頂けるように、タイコーは本日も出動致します。
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