メールで
問い合わせ
水回りのトラブルに緊急サポート
今すぐお電話
24時間365日緊急対応

梅雨時期必見!お部屋の湿気・カビ対策法

梅雨時期は室内の湿気やカビにお困りのご家庭も多いのではないでしょうか?お部屋の中がじめじめして、知らぬ間にカビが生えているなんて事も。カビは健康に害を及ぼすこともありますので注意が必要です。

そこで今回はお部屋の湿気・カビ対策法についてご紹介していきます!

なぜ梅雨時期は湿気やカビが発生するのか

日本は年間を通じて湿度が高い日が多い国ですが、気象庁の30年間平均データによると、最も湿度が低い1月が58%なのに対し、6月・7月は78%・80%にまで上昇します。

一体なぜこの時期に湿度が高くなるかというと、これには空気と温度が関係しています。

空気はその時の温度によって、空気中に含む事が出来る水分量が変わります。

温度が低いときは含む事が出来る水分量が少なく、温度が高くなると同じ空気の量でも多くの水分を含む事が出来ます。

これにより、例え湿度が同じでも気温が低い冬よりも、気温が高い梅雨時期の方が湿度を高く感じます。

また、一般的に湿度が80%以上あるとカビが繁殖しやすいといわれていますので、湿度が高い梅雨時期はカビにとって絶好の環境となっています。 カビは見ための不快さだけではなく、胞子を吸い込み体内に入る事によって真菌症と言われる病気を発症してしまうこともありますので注意が必要です。

湿度が高いと起こる悪影響

日常生活をする上で最適な湿度は40%~60%といわれています。
湿度が高いとカビが発生するだけでなく、様々な面で悪影響が起きてしまいます。

熱中症になりやすくなる
湿度が高すぎると、発汗による体温調節効果が下がり熱中症になりやすくなってしまいます。体から水分が蒸発しにくくなるため、熱がこもり体温が下がりにくくなってしまうのです。体内の水分や塩分のバランスが崩れると、めまいやけいれんなどの症状が起こる恐れがあります。
体力の消耗
体の熱がこもり湿気の不快感も重なると軽い運動や家事でも息が上がり、息苦しさを感じるようになります。気分がすぐれない、怠いなどの症状も湿度が影響している場合があります。
害虫が発生しやすくなる
湿気が多い時期に気をつけたいのが害虫です。
梅雨時期~夏にかけて害虫が活発になるのでしっかりとした湿気対策が必要です。戸建てでは湿気を好むムカデなどが外から侵入し、集合住宅では気密性の高さから湿度が上がりやすいため、ダニが発生しやすくなります。
洗濯ものが生乾きになる
湿気が充満した部屋に干した洗濯物は乾きにくく生乾きになってしまいます。生乾きになると、雑菌が繁殖して嫌な臭いの原因となってしまいます。

基本の湿気・カビ対策法

梅雨時期に湿気やカビが発生する原因や、湿度が高いと起こる悪影響についてわかった所で、まずは基本の対策法からご紹介していきます。

窓を開けて換気をする
簡単な方法ですが、湿度を下げるには窓を開けて換気を行うことが大切です。梅雨時期は雨も多く、なかなか窓を開けることができない日が続く事もありますが、貴重な晴れた日には積極的に窓を開けて換気を行う事が大切です。窓を開けて換気を行う際は空気の出入口を用意する必要がありますので2箇所以上開けて行ってください。
この時対角線上にある窓を2箇所以上開けておくことで、外の空気を満遍なく室内に取り込むことができます。ちなみに雨の日に窓を開けて換気を行ってしまうと新鮮な空気と同時に外の高い湿度を室内に招いてしまう可能性がありますので空気が乾燥している晴れた日に行うようにしてください。
除湿機・エアコンの除湿(ドライ)機能を使う
湿度を下げるために除湿機やエアコンのドライ機能を活用するのもおすすめです。 除湿機にはコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッドなど複数タイプがあります。 コンプレッサー式は水分を取り込み、冷やすことで除湿します。
空気を冷やす効果があるため、高温多湿となる梅雨時期にはもってこいのタイプと言えます。デシカント式の除湿機は空気中の水分を吸収してその水分を熱で蒸発させる事によって乾燥した空気を送ります。
このコンプレッサー式とデシカント式、両方の機能を備えたタイプがハイブリッドタイプとなります。梅雨時期に使用するならばコンプレッサー式がおすすめですが、年間を通して使用したい方にはハイブリッドタイプの除湿機がおすすめです。
エアコンを使う際は湿度を下げるドライ機能を利用します。 ドライ機能には『弱冷房除湿』と『再熱除湿』の2種類あり、一般的なドライは『弱冷房除湿』の方で、湿度を下げながら弱冷房で稼働します。
弱冷房除湿だと寒いと感じるときには、室温を下げないように冷やした空気を暖め直して湿度だけを下げる『再熱除湿』を使うのがおすすめです。
また、梅雨時期は洗濯物も部屋干しが多くなりますが、部屋干しをすると更に湿度が高くなってしまいますので扇風機も併せて使用する事をおすすめいたします。
結露は早めに拭き取る
台所・浴室・トイレなど水気がある場所では、空気中に浮遊しているカビの胞子が室内の表面に付着し、水分と栄養素を吸収してカビが発生します。
これは結露によっても起こる為、注意が必要です。
冬場の結露は室内外の温度差によって発生しますが、梅雨時期の結露は大量の水蒸気を含んだ空気が室内に入り込み、天井裏や床下、押入れや壁の裏などの温度の低い部分に触れることで発生します。
この梅雨時期に発生する結露を内部結露と言い、冬場に発生する結露を表面結露といいます。窓際の結露によってカーテンに、押入れの結露によって壁や布団にカビが生えてしまう恐れがありますので発生した結露はできるだけ早く拭き取る事が大切です。
 

場所別の湿気・カビ対策法

基本の対策法がわかった所で、ここからは更に詳しく場所別の対策法をご紹介していきます。

浴室
浴室は最も湿気やカビが発生しやすい場所ですので、入浴後はしっかりと水気を拭き取り換気をして定期的な掃除を行う事が大切です。手の届かない壁の上部や天井は柄のついたモップなどを使用して行ってください。また、防カビ剤を設置すると繁殖のスピードを遅らせることが出来るのでおすすめです。
台所
台所は水気が多く、特にシンク周りはカビが発生しやすい環境です。対策としては排水口や水切りかごの中に生ゴミなどを溜めないことです。生ゴミはカビにとっては最高の栄養源の一つになるため、放っておくとカビが大量繁殖してしまいます。またシンクや排水口、水切りかごに漂白剤をスプレーしておくことでカビの繁殖を防ぐことが出来るのでおすすめです。
忘れがちなシンク下の扉も湿気がこもらないように換気を行うことが大切です。収納スペースにものを詰め込みすぎると湿度も高くなりやすいので気を付けてください。
冷蔵庫のパッキンの部分もカビが発生しやすいため、エタノールなどをスプレーしてキッチンペーパーで拭き取ると効果的です。
クローゼット(押し入れ)
クローゼット(押し入れ)は開閉する機会が少ない箇所なので中に湿気が溜まりがちです。その為、扉を2ヵ所以上開けて空気の通り道を作り換気を行うのが効果的です。また、カビのエサとなる汚れやほこりを溜めないように定期的に掃除を行ってください。脱臭効果のある炭が入ったタイプの除湿剤を設置しておくのもおすすめです。
いつも以上に湿度が多く心配な場合は扉を開けて扇風機を数時間ほど回すと良いでしょう。日頃から衣類をしまう際はしっかりと乾かした状態でしまい、中に詰め込みすぎないように気を付けるのも大切です。
エアコン
エアコンは室内の温まった空気を吸い込み、熱交換器で冷やし、再度放出するという仕組みのため、結露が発生しやすくカビが繁殖しやすい環境になっています。エアコンのカビ対策の基本はフィルターなどの掃除を定期的に行うことです。 カビの栄養となるゴミやほこりをエアコンの内部から除去できれば、カビの繁殖スピードを抑える事が出来ます。
エアコン内部にカビが発生すると空気と一緒にカビも放出されるので、体にも悪影響をもたらしますのでエアコンの定期的な清掃は忘れずに行ってください。
家具やカーペット
湿気やカビは家具にもダメージを与えてしまいます。特に木製の洋服タンスなどは湿気が溜まりすぎると膨張して、引き出しの開閉がしにくくなってしまいます。家具を湿気から守る為には、壁から5㎝ほど離して設置する事が大切です。これにより、家具と壁の間にスペースができて空気の通り道を確保することができます。
また、家具には手垢などの汚れが付着しています。これらもカビの栄養になってしまうので日頃からこまめに拭き取るようにしてください。 仕上げにエタノールをスプレーするとより効果的です。カーペットには食べカスやほこり、湿気などが貯まりやすい為カビが発生しやすくなっています。
その為、こまめに掃除機や粘着ローラーをかける事が大切です。
また、天日干しでしっかり乾燥させる事がおすすめです。
玄関や下駄箱
玄関は湿った靴や濡れた傘を保管するため、湿気が発生しやすくなっています。雨の日に外出先から帰宅した際は、玄関前で靴や傘に付いた水気を切るようにしましょう。
靴はすぐに下駄箱にしまわずに、一晩ほど玄関に置いて乾燥させてください。傘は完全に乾燥するまでは外に置いておくのが理想的です。晴れた日には風通しが良好な場所で干すことをおすすめします。下駄箱の中は湿気やカビなどが発生しやすい場所なので梅雨時期には新聞紙を敷いたり、重曹や炭を置くのが効果的です。
 

株式会社タイコーは、環境に配慮したエコフレンドリーな工法を採用し、持続可能な未来に貢献する、
マンション・ビルの設備会社です。
お客様の満足を最優先に考え、迅速かつ丁寧なサービスで、最新の技術と豊富な経験を活かし、
給水管・給湯管・排水管の更生工事・更新工事を高品質でご提供致します!