次亜塩素酸水についてご存知でしょうか？
経済産業省は2020年6月26日、「次亜塩素酸水」について、
一定の濃度や条件下であれば、消毒に有効とする検証結果を公表しました。
独立行政法人製品評価技術基盤機構（NITE ）によると、次亜塩素酸水（電解型 非電解型）は目視できる汚れ（有機物：手垢、油脂等）を予めしっかり落とし、
有効塩素濃度 35ppm 以上であり、尚且つ対象物に対して十分な量を使用することで消毒に有効であると公表しています。
次亜塩素酸水は酸化作用を持つため殺菌効果があるとされており、食品添加物としても使用されています。
また、かねてから歯科医師が口腔内洗浄（治療又はうがいなど）の為に使用している液剤でもあります。
消毒効果があるほどの濃度の次亜塩素酸水は、人の肌や粘膜にダメージを与える可能性が否定できないといわれる事もありますが、
塩素濃度を適切に管理すれば微生物には殺菌効果を発揮し、人体には無害です。
次亜塩素酸水は殺菌料の一種であり、
塩酸又は食塩水を電解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。
わが国では平成14 年6 月に食品添加物として指定されている。～引用：厚生労働省
厚生労働省の定めによれば、「次亜塩素酸水」とは次亜塩素酸を主成分とする酸性水溶液のことで、塩酸や食塩水を電気分解することによって生成されたものです。
現在では、「電解型/非電解型」が存在しています。
G-MIST100は非電解型「静電場濾過法」という製造方法で生成されており、不純物を可能な限り取り除き高純度の次亜塩素酸水にします。
また、G-MIST100の塩素濃度は100ppmとなります。
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アルカリ性や酸性を決める物差しとなるのが「pH（ピーエイチ）」、水素イオン指数（水素イオン濃度の指標）です。
pH7が「中性」で、pH8以上が「アルカリ性」、pH6以下が「酸性」とされています。
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」はどう違うの？
「次亜塩素酸水」は弱酸性ですが、「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」は、水酸化ナトリウム（別名：苛性ソーダ）塩素ガスを吹き込んで作られたアルカリ性（強アルカリに近い）です。
名前が似ているため、混同されがちですが、実はまったく別物です。いわゆる漂白剤として市販されているものです。
塩素系漂白剤を水に溶かしても次亜塩素酸水にはなりません。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液・・・アルカリ性
次亜塩素酸水・・・・・・・・・・弱酸性
アルカリ性の性質
アルカリ性（塩基性）はタンパク質などを溶かす性質があり、pH数値が高ければ高いほど、(溶液中の水素イオンが多ければ多いほど)アルカリ性の度合いは強まります。
アルカリ性の水溶液は苦味のあるものが多く、また強アルカリ性の液体に触れると手がヌルヌルするという特徴があります。
これは手のタンパク質に反応している証拠で、簡単に言えばわずかに皮膚を溶かしているという事です。
酸性の性質
酸性は鉄などの金属を溶かす性質があり、pH数値が低ければ低いほど酸性の度合いが強まります。
酸とは、水素イオンを放出する物質、あるいは電子対を受け取る物質などとされます。
胃液中に含まれる胃酸はpH1.0～2.0程度の強い酸性であり、食べ物の分解を手助けするほか、微生物などを殺菌する作用もあります。
レモン等に含まれるクエン酸が例に挙げられるように、酸性の水溶液は酸味があり、また強酸成分に触れるとヒリヒリする特徴があります。
酸性洗剤は風呂掃除やトイレ掃除用によく使用されています。
例えばトイレの便器にできる「尿石」などは、中性洗剤では落とせません。
「尿石」はアルカリ性の性質をもつミネラル成分が固まってできているので、酸性の力で中和することでやわらかくなり、簡単に落とせるようになるというわけです。
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■酸性でも「弱酸性」は肌にやさしいという事はご存知でしょうか。
人間の肌は一般的にpH4.5～6.0程度の弱酸性だと言われています。
次亜塩素酸水は、人肌と同じ「弱酸性」に属すので、非常に肌にもやさしく、毎日手指消毒に使用しても肌荒れを起こしにくいとされています。
次亜塩素酸水を超音波噴霧器で噴霧する事で、空間の消臭や床面に付着したウィルスや菌等に効果的です。
※ 要注意 ※
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は決して噴霧しないでください。
非常に塩素濃度が高く、そのまま噴霧すれば空気中に漂白剤を撒いて体中にまとう様なものです。皮膚や粘膜はもちろん、体に害が及びますので注意してください。
次亜塩素酸水にはいくつかの製法があります。
販売されているもののなかには、次亜塩素酸ナトリウムに別の薬剤をプラスしたり、
イオン交換したりすることで酸性度を調節したものを次亜塩素酸水としているケースもありますので注意してください。
いずれも殺菌効果はあると考えられますが、次亜塩素酸水を購入する場合は、できるだけ製法がはっきりわかっているものを選ぶようにすると安全です。
一般的に除菌等の目的で市販されているものの成分を比較してみます。
ここでは主に次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムについて御覧ください。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液（漂白剤など）
次亜塩素酸ナトリウムは洗剤等にも含まれており、衣服の汚れを簡単に落としてくれるので便利ではありますが、
劇物指定もされているので注意が必要です。
一般的に塩素濃度500ppm以上でウィルスに効果が期待できるとされています。
また、高塩素濃度で危険なので決して噴霧器に入れて噴霧しないでください。
次亜塩素酸水
従来の製法でつくられた次亜塩素酸水は不純物が多く、生成後の劣化スピードが早い為、保存性は低め(従来の次亜塩素酸水保存可能期間が1～2週間から1カ月)です。
さらにpHを一定にすることが難しく、溶液中の塩分濃度が高くなると精密機器の故障原因になりかねない為注意が必要です。塩素臭も強く感じられるものもあります。
G-MIST100は特許取得製法により、通常スプレーボトルでも180日～1年、専用パッケージであれば5年保存（災害防災用）を可能にしました。
G-MIST100は不純物を取り除き高純度に生成することで専用パッケージであれば長期保存を可能にし、成分の劣化を限りなく小さくしました。
pHも一定にすることに成功し、塩分濃度を低く抑え高純度なので除菌消臭力も高く、精密機器の近くでも使用が可能です。塩素臭もほぼなく、安心してお使いいただけます。
また、外部機関の試験で「消毒剤耐性ウィルス」、「季節性ウィルス」に接触した瞬間99.9％死滅させたという結果もあります。
G-MIST100は低塩素濃度で人体にやさしく生成されていますが、ウィルスや菌には厳しく、有効に働きかけてくれるという「安心な次亜塩素酸水」というわけです。
G-MIST100は、臭い菌に働きかける力の強さが優秀
市販の消臭剤は脱臭タイプや、香り付けされているタイプ等様々です。
消臭力が如何ほどかという部分まで比較をしてから購入するという方はなかなか居らっしゃらないかもしれませんが、ここで少しご説明します。
* 脱臭系消臭剤
活性炭や活性粘土などにニオイの原因菌を吸着させて、嫌なニオイを消す「脱臭剤」。
ニオイ成分を炭や粘土に吸着させる必要があるので、狭い空間内では消臭効果があるように感じられますが、臭気を吸着しているだけで菌に働きかけているわけではありません。
＊ 香料入り消臭剤
消臭芳香剤は、ニオイ原因菌の活動を抑制したり除菌したりするタイプのものもあれば、ニオイ付きの化学物質でカバーしているタイプのものもあります。
嫌なニオイを化学物質で上から覆ったり、包み込むということです。そういったタイプの消臭芳香剤は、ニオイ菌を除菌・抑制しているわけではありません。
気づくと悪臭プラス強い香りで更なる悪臭になってしまうというケースにも陥りますのでご注意下さい。
* G-MIST100 ～次亜塩素酸水～
多くの悪臭原因菌に直接働きかけるので、臭いの根源から解決します。
衣類への除菌消臭にも最適で、特に以下の臭いに瞬時に働きかけます。
- 人の体臭
- ペット臭
- 生ごみ臭
- トイレ臭
- タバコ臭
※洋服に直接使用しても生地を傷めることは無く、消臭除菌になります。菌に接触すると水に戻るだけなので安心です。
※素材によっては水に弱い素材等もありますので、あらかじめご確認の上ご使用頂くか、目立たない所で消臭テストして頂いた上でご使用して頂く事をお勧めします。
【 消臭効果 】 ペットフードをほぐした手にG-MIST100を吹きかけて、消臭効果の実験をしてみました。
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今回は、主に「次亜塩素酸水」についてご説明しましたが、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液とは、水溶性質もまったく違うものであることがわかりました。
次亜塩素酸ナトリウム（アルカリ性）の成分は塩素濃度も高く、超音波噴霧は大変危険です。
また繊維を傷めやすい傾向にありますが、漂白効果が高く、洗濯用洗剤にもよく使用されております。
「次亜塩素酸水」は消臭・除菌効果が非常に高く、様々な菌に対応します。
高純度生成された次亜塩素酸水は弱酸性で、肌や繊維にやさしいので手指や衣服にも噴霧可能です。
ただし汚れ落としには効果が低い為、以下には注意してください。
・汚れ（有機物：手垢や油脂等）は予め除去する
・対象物に対して十分な量を使用する(希釈して使用しない)
※G-MISTでは希釈はお勧めしておりません
また、主成分が水からできており、菌やウィルスに反応すると最終的にまた水に戻るというものであり、
人体や環境にも非常にやさしい成分で、「消毒剤耐性ウィルス」、「季節性ウィルス」「足カビ菌」等、様々な菌やウィルスにも対応します。
超音波噴霧器で噴霧する事も可能です。
いかがでしたでしょうか。ご使用者様が用途によって液剤を使い分ける事で、その液剤の成分が活かされてくるのではないでしょうか。
先ずはご自分の用途をご確認後、最適な商品選びをなさってください。
このコーナーでは様々な水廻りお役立ち情報をお届けしております。
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