■水溶性分の違い
アルカリ性または酸性を見分ける方法としてはリトマス試験紙やフェノールフタレイン溶液などがあり、アルカリ性の場合、
リトマス試験紙は青色に変化し、また、フェノールフタレイン溶液は赤紫色になります。酸性の場合、リトマス試験紙は赤色に変化し、
フェノールフタレイン溶液では色の変化はありません。
強アルカリイオン電解水・・・強アルカリ性
アルカリ性(塩基性)はタンパク質などを溶かす性質があります。
「塩基」というのは、水溶液中で水酸化物イオンを放出する、または酸から水素イオンを受け取る物質のことを言います。
溶液中の水素イオンが少なければ少ない程、(pH数値が高ければ高いほど)アルカリ性の度合いは強まります。
次亜塩素酸水(G-MIST100)・・・弱酸性
酸性は鉄などの金属を溶かす性質があります。
酸とは、水素イオンを放出する物質、あるいは電子対を受け取る物質などとされます。
溶液中の水素イオンが多ければ多いほど、(pHが低ければ低いほど)酸性の度合いが強まります。
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■用途比較
用途・効果 | 次亜塩素酸水(G-MIST100) | 強アルカリイオン電解水 |
錆止め | × | 〇 |
ガラス磨き | 〇 | 〇 ※ |
浴室鏡の鱗状痕
| 〇 | △ |
汚れ落とし | × | 〇 |
消 臭 | ◎ | 〇 |
肌への刺激性 | ◎ | △ |
超音波噴霧 | ◎ | × |
使用できないもの | 酸性洗剤と併用不可(塩素ガス発生につき危険)、汚れがある箇所、水拭きできない家具や電化製品等、水ジミができやすい衣類 | アルミや銅、漆器、皮革類、絹製品、真鍮、宝石類などの貴金属、金箔、ニス塗りの家具、眼鏡、クリーナーの使用が禁止されている素材 |
※ ガラス・車体の洗浄にはpH11以下に希釈して使用可
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■用途比較
錆び止め効果
酸の作用によってサビを招きますが、次亜塩素酸水は有機物に触れると水に戻るので次亜塩素酸水によって錆びるという心配は無用です。
しかし次亜塩素酸水自体に錆止め効果があるものではありません。強アルカリイオン電解水は鉄の表面に皮膜を生成し錆を防ぎます。
材料表面の鉄分が水酸化反応を起こし、水酸化鉄(FeOH-)の皮膜ができます。これは、酸化鉄(FeO2等)の対極の化学反応であるため、
錆の発生を抑制する効果があります。ph11以下に希釈すると車体の錆止め効果も期待できます。
※注意:アルカリに反応する金属(アルミ・真鍮・銅など)には使用できません。
ガラス磨き
次亜塩素酸水は、手垢も含む汚れ類は落としにくく、そのまま希釈せずに除菌として拭く事は可能です。
強アルカリイオン電解水はph11以下に希釈すると使用可能です。手垢等の油脂汚れを非常によく落としてくれます。
浴室鏡の鱗状痕
鱗状痕は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム等のミネラルが結晶化した状態のもので、
アルカリ性です。アルカリ性の汚れを反対の性質である酸性洗剤や次亜塩素酸水で拭くと、ウロコを落としやすくなります。
ただし、酸性の洗浄剤と塩素系カビ除去剤を一緒に使用しないでください。カビ取り剤の成分である「次亜塩素酸ナトリウム」に
酸性洗剤(次亜塩素酸水、お酢、クエン酸なども含む)が混ざると塩素ガスが発生し、非常に危険です。
こういった洗剤の同時使用は必ず避けてください。酸で鏡面のウロコを落とした後は、酸が残留すると鏡が錆びる原因になる為、
水ですすいでよく乾拭きするか、またはアルカリ電解水で拭くと酸がアルカリで中和され、サビ防止にもなるのでおすすめです。
汚れ落とし
次亜塩素酸水の汚れ落とし効果は低く、さらに、油分やタンパク質等の有機物に触れると菌を除菌する前に汚れを分解する為、
本来の除菌効果も得られなくなってしまいます。強アルカリイオン電解水はpH12.5を超えると油汚れやタンパク質を分解する働きがあり、
多くの雑菌は生存することができなくなります。そのため、ニオイの元となる微生物や細菌をも分解し除菌することができて泡立ちがないので
拭きムラになることもありません。(全てのウィルスや菌を除去するというわけではありません。)
消臭効果
強アルカリイオン電解水、次亜塩素酸水ともにウィルスや臭い菌も含む様々な菌を除菌する作用が働く為、両方とも消臭効果はあります。
特に次亜塩素酸水(G-MIST100)は消臭力に長けており、体臭やペット臭、生ごみ臭、トイレ臭等の不快な悪臭を臭い菌の根源から解決します。
次亜塩素酸水(G-MIST100)は特に衣類等の消臭の際、繊維を傷ませる心配がありません。強アルカリイオン電解水の場合、衣類においては
シルク、革製品にご使用いただけませんのでご注意ください。
二度拭き
次亜塩素酸水も強アルカリイオン電解水も二度拭きは不要です。
両方とも汚れや菌に反応すると、ただの水に戻るので、有害な残留成分は残しません。
強アルカリイオン電解水の使用後に湿った状態の際は汚れを落とした後でもアルカリの性質が残っている可能性がある為、触れると低刺激があるのでご注意ください。
超音波噴霧器で噴霧
強アルカリイオン電解水は不可です。
先述の通り、肌や粘膜には刺激がある為、噴霧する事はお勧めできません。
希釈して限りなくpHを落としたとしても、ウィルスや菌に有効なpH値は12.5以上なので、ウィルス対策等の噴霧としては、意味を成さないからです。
高純度生成された次亜塩素酸水であれば噴霧は可能です。
次亜塩素酸水(G-MIST100)は肌と同じ弱酸性に属すので、人体に害もなく、また、塩素濃度も水に近い為、精密機器の近くで使用しても故障の心配が無用です。
次亜塩素酸水を水道水で希釈されたい方も居られるかもしれませんが、おすすめしておりません。
水で希釈して長時間使用していると本体や室内に白い粉が付着する場合があります。
その白い粉とは水道水の中の不純物(ミネラルやカルシウムの結晶)です。
ミネラルやカルシウムは人体に害を及ぼす事はありませんが、機械の故障原因となり得ます。
※G-MISTでは希釈をお勧めしていない理由
希釈の際に無菌状態であれば理論上問題はありませんが、万が一雑菌が混入してしまいますと、次亜塩素酸水は雑菌等の有機物に接触すると除菌し始め、水に戻ってしまいます。
水に戻ると本来の除菌消臭の効果が無くなってしまう恐れがあるという事が理由にあげられます。
どんな種類のウィルスに効果があるのでしょうか
~外部機関の試験結果~
強アルカリイオン電解水
ノロウィルス、インフルエンザウィルス、ヒトヘルペスウィルス、大腸菌、腸炎ヒブリオ、サルモネラ菌に接触30秒後「検出せず」という結果を得ています。
次亜塩素酸水
消毒剤耐性ウィルス、季節性ウィルスと接触した瞬間99.9%死滅させ、悪玉菌、薬剤耐性菌、食中毒原因菌、足カビ菌も接触10秒後に「検出せず」という結果を得ています。
※使用状況、使用量によって差が生じやすく、どのような状態でのご使用でも全てのウィルスに有効というわけではありません。