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洗濯機の嫌な臭いの原因とお家でできる対処法

家族の衣類やタオルをまとめて綺麗に洗ってくれる洗濯機。綺麗に洗ったはずなのに洗濯物や洗濯機本体から嫌な臭いがすることがあります。今回はその嫌な臭いの原因と、対処法についてお伝えします。

 

洗濯機の臭いの原因は主に4種類
種類別に原因とその解決・予防方法についてみていきましょう。

 

洗濯槽で繁殖している雑菌

洗濯物から異臭の図

洗っても臭くなってしまったタオルは細菌が発生している証拠。一度発生してしまうと何度洗っても外干ししても除去することはできません。

これは、マイコバクテリウムという細菌が作り出す「硫黄化合物」という雑菌です。この雑菌は洗う前の衣類に含まれる水分・汗・皮脂等の汚れを栄養分として、風通しの悪い洗濯槽の中に入れておくと、ものすごいスピードで繁殖します。

 

◆解決方法◆

臭いがついてしまったタオルや衣類は「煮洗い」すると除菌できます。大きな鍋にお湯を沸かし、沸騰したお湯に殺菌したいタオル等を5~10分ほどつけ置きします。つけ置きした後は、通常通り洗濯機で洗濯すると細菌が死滅するので、臭わなくなります。

 

❖予防方法❖

・洗濯物を洗濯槽に入れっぱなしにせず、別のカゴに入れるようにします。

・糸くずフィルターにたまったゴミはこまめに捨てましょう。

・洗濯が終わったら放置せずに干しましょう。

・お風呂の残り湯を洗濯に使用する場合は、最初の「洗い」にのみ使用して、「すすぎ」は水道水を使用してすすぐ工程を2回行うと、菌の繁殖を防ぐことができます。

 

洗濯機内に繁殖しているカビ

洗った洗濯物に黒や茶色のピラピラとしたワカメ状の汚れがついている場合は、黒カビが発生している証拠です。普段は見えない洗濯槽の裏側は水分が蒸発しにくい環境で、溶け残った洗剤や衣類の汚れがつき、カビを発生させます。特にドラム式洗濯機は使用水量がすくないので洗剤や汚れが残りやすく、蓋を開け放しにし辛いため、ほかの洗濯機よりもカビが発生しやすくなっています。

 

◆解決方法◆

発生してしまったカビは市販されている酸素系漂白剤でお掃除すると綺麗になります。

 

❖予防方法❖

・湿度の高い夏や梅雨時は月に1回、冬は2~3ヶ月に1度を目安に酸素系漂白剤で定期的にお掃除しましょう。

・洗濯機の中をなるべく乾燥させるように、蓋は閉めずに開けておきましょう。

・槽乾燥モード機能のついている洗濯機なら、1週間に1度乾燥させるのも効果的です。

 

洗剤・柔軟剤

洗剤や柔軟剤を好みの香りで選んでおられる方も多いかと思います。しかしお気に入りの香りも、規定量を守らずに入れるとすすぎで流しきれなかった異なる種類の香りが洗濯槽に残り、細菌やカビ菌と混ざり不快な香りとなってしまいます。

◆解決方法◆

洗剤や柔軟剤の使用量を減らします。

❖予防方法❖

・洗剤や柔軟剤の説明をよく読み、使用規定量を守りましょう。

・香りの残らない洗剤や柔軟剤に変えてみるのも対策の一つとなります。

 

下水の臭い

洗濯機から下水の臭いがするのは、排水口が原因です。
通常、排水口は下水の臭いが上がってこない仕組みになっているのですが、排水トラップや排水口が洗濯機から排出される埃・糸くず・髪の毛・洗剤カス等で汚れていたり、そもそも排水トラップが付いていない場合、下水の臭いが発生します。

◆解決方法◆

排水トラップに水が入っているかを確認し、入っていなければ水を入れます。
汚れている場合は、重曹と歯ブラシを使って綺麗に掃除します。
排水トラップがない場合はホームセンター等で購入できますが、設置には技術が必要になるため、自分では難しいと感じた場合は近くの工務店や洗濯機の販売店に相談しましょう。

❖予防方法❖

・洗濯機に付随しているゴミとりネットの掃除を小まめにしましょう。

・長い間洗濯機の使用をしていない場合でも時々少し水を張って、洗濯槽の掃除程度に洗濯機を回し、排水すると下水の掃除にもつながります。

 

毎日するお洗濯にひと手間加え、こまめにお掃除をすることで家族の衣類を清潔に保つことができますので、臭いが気になった場合は実践してみてください。

 

 

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