抗菌の排水管と普通の排水管は何が違う？

抗菌の排水管とは排水管の内部に抗菌材を添加した塗料を塗布し、排水管内に抗菌性能を持った強固な防錆塗膜を形成している管のことです。抗菌加工が施されてい排水管では、細菌増殖の条件である3要素「水分」「栄養」「温度」がそろってしまうと瞬く間にその数を増殖させ、悪臭や汚れの原因になります。排水管では通常この3要素を満たしていますので、菌の温床になってしまいます。通常清潔に保つことが難しいですが、抗菌の排水管ではこの菌の増殖を防ぐ機能が備わっています。

SIAA資料:抗菌ライニングした排水管 TMY-0001

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JIS Z 2801 抗菌性試験方法（日本産業規格）で定められている試験方法で、抗菌効果の程度を判定する指標の値です抗菌活性値2.0 以上(99%以上の死滅率)で抗菌効果があると規定されています。

試験では、無加工品と抗菌加工品で24 時間菌を培養して、その抗菌効果が正しいことを証明します。（99%以上の死滅率）

キッチンやお風呂場の排水溝にいやなにおいのするぬめりが発生した経験はありませんか？あのぬめりの原因は、普段排水溝に流している排水を餌にして発生している菌が原因です。普段の掃除の場合このぬめりは水を流しただけではなかなかとることができないため、市販の薬品などを使用して対策されているのではないでしょうか？

比較的排水溝付近にある排水トラップやごみ受けは薬品をかけてごしごしと手洗いすることできれいにすることはできますが、そのさらに奥にある手の届かない排水管内はなかなか個人できれいにすることが困難です。このため、マンションなどの集合住宅では特に年に数回排水管内を強力な高圧洗浄機を使用し、専門の業者によってきれいにしてもらっていることが多いのです。

正しく洗浄された排水管内はつまりも起こしにくく悪臭も防ぐこともできるため、汚れがひどく固着する前に定期的に行う必要があります。

頻繁な高圧洗浄のリスク

排水管高圧洗浄を専門に行っている業者が所持している高圧洗浄車は一般の高圧洗浄機とは比べ物にならないパワーを持っています。このため、強固に付着した油汚れや菌が形成したぬめりもしっかりと落とすことができます。

高圧洗浄パワーの比較

最大吐出圧力

市　販　品：吐出圧力約12 MPa （メガパスカル）

高圧洗浄車：吐出圧力約20 MPa （メガパスカル）

しかし、古く劣化した排水管ではこの繰り返しの洗浄作業によって洗浄痕として配管にダメージを残してしまう場合があります。このため、排水管を長持ちさせながら、つまりを起こさないようにするには、高圧洗浄を行う技術も重要になります。

排水管高圧洗浄についてはコチラ

通常の排水管では、正しい使い方をしていたとしてもどうしても菌によるぬめり汚れの発生を防ぐことが難しく、定期的な洗浄が必ず必要になってしまいます。その点、抗菌の排水管では菌の発生を防ぎ、ぬめりよごれも発生しにくくなることによって、正しい使用法を行えば排水管内はきれいな状態を普通の排水管より長く維持することが可能です。

きれいな状態を維持できる抗菌の排水管は、、、

・頻繁な排水管洗浄が不要（銀イオン配合の抗菌排水管は菌の発生を抑制する為、清潔な状態を長期的に保てる）

・排水管そのものの延命（既存の排水管ダメージを最小限に）

・コストも低減（洗浄にかけていた料金や時間などの低減）

・工期短縮（通常の排水管更新工事と比べて必要な工事期間が短い）

・環境負荷の低減（既存の排水管を生かす為、ゴミの排出が減る）

これらを実現し、通常の排水管と比較しても利点が多いのです。

いかがでしたしょうか？建物の老朽化がニュースなどで頻繁に取り上げられるようになりましたが、給排水設備は建物そのものよりも早くに寿命を迎えるため、早期に対策をしないと思わぬ出費となることもあります。

抗菌の排水管にご興味がありましたら是非ご連絡をお待ちしております！

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