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サボりがち?なウォシュレットのノズルの掃除方法

近年ウォシュレットは家庭や公共施設などほとんどのトイレに設置されており、トイレを使用した際は洗浄機能が欠かせないという方も多いのではないでしょうか?

そんなウォシュレットですが、皆さんは日頃からノズルの掃除を行っていますか?

便器や便座の掃除はきちんとしていても、ノズルの掃除はついつい後回しになりがちな部分です。そこで今回はサボりがち?なウォシュレットのノズルの掃除方法などについてご紹介していきます!

ウォシュレットとは?

そもそもウォシュレットは正式には温水洗浄便座といい、トイレで用を足した際にノズルから出る温水でお尻などを洗ってくれる機能の事を言います。
ウォシュレットという呼び方は実はTOTOの商品名を指しますが、高いシェアからその名が広まり、温水洗浄便座全般をウォシュレットと呼ぶようになりました。
温水洗浄便座はTOTO以外からも発売されていて、パナソニックの製品はビューティトワレ、LIXILの製品はシャワートイレという名称で販売されています。近年では蓋の自動開閉や室内暖房、脱臭、自動洗浄などさまざまな機能が付いたウォシュレットも販売されており更に便利になっています。現在日本の一般世帯への普及率は80%を超えており、今や生活に欠かせない製品になっています。

ウォシュレットのノズル汚れの原因

実はウォシュレットには汚れがたまりやすく、定期的なお手入れが必要となります。

では一体、何が原因で汚れてしまうのでしょうか?ここからはウォシュレットの汚れの原因について詳しくご紹介していきます。

水垢
ウォシュレットを使用した際、ノズルから出た水や便器内のはねた水によって水垢が溜まってしまいます。また、ノズル部分も水に触れる部分が多いため、水垢が溜まりやすくなっています。水垢は、水に含まれているミネラルが水分の蒸発により白く固まった状態のもので、こすっただけでは簡単に取れない厄介な汚れです。
カビ
ウォシュレットのノズルは濡れたまま収納されるため、湿気が多くカビが繁殖しやすい環境になっています。発生したカビをそのままにしておくと、黒ずみが気になるだけでなく、雑菌が繁殖したり悪臭が発生したり故障の原因にもつながる恐れがあります。
尿石
飛び散った尿によりウォシュレットに尿石ができることがあります。
尿石は、尿に含まれるタンパク質などが凝固することにより発生し、早く除去しないと落ちにくい汚れになってしまうだけでなく、他の汚れの温床になる恐れがあります。
 

ウォシュレットのノズルの汚れによって起こる不具合

ウォシュレットのノズルの汚れを掃除せずに放置しておくと不衛生なだけでなく、本体にも様々な不具合が起きてしまいます。

ノズルの出し入れが出来なくなる
ウォシュレットの汚れを放置していると、ノズルが目詰まりを起こし動きを阻害される事でノズルの出し入れが出来なくなる事があります。
ノズルから水が出てこない
ノズルの出し入れが出来なくなる時と同様に汚れが溜まるとノズルから水が出てこなくなる恐れもあります。
温水タンク内が汚れる
ウォシュレットのノズルから出る水は、温水タンク内から出るため、ノズルが汚れていると温水タンクの中まで汚れてしまう恐れがあります。
これらのように汚れを放置していると不衛生なのは勿論、故障の原因にもなりかねないため注意が必要です。  

ウォシュレットのノズル掃除方法

ウォシュレットのノズル掃除の大切さがわかった所で、ここからは本題の掃除方法について詳しくご紹介していきます。

お使いのウォシュレットにノズル掃除機能が付いている場合は、まず「ノズル掃除ボタン」を押し、ノズルを出します。 ノズル掃除機能がついていない場合は、ノズルの先端付近にある突起部分をつかんで手前に引っ張り出します。(心配な場合は製品の取扱説明書を見ながら行ってください。)
ノズルの汚れが軽い場合はトイレ用の掃除シートや綿棒・使い古しの歯ブラシなど使って掃除してください。

汚れが頑固な場合はノズルに直接台所用中性洗剤を付けて10分程放置してから磨くと効果的です。掃除の際、ノズルの先を無理に引っ張ったり回したりすると故障する恐れがありますので注意しながら優しく掃除してください。

掃除が終わったら、ノズル掃除機能が付いている場合は、ボタンを再度押してノズルを元に戻してください。ノズル掃除機能がついていない場合は、自分の手で元の位置に戻します。
しつこい水垢に対処したい場合は、クエン酸を使用するのもおすすめです。
200ccの水に小さじ1/2のクエン酸を混ぜ、スプレーボトルに入れてノズルに吹きかけて掃除すると効果的です。
それでも汚れが落ちない場合には、ノズル専用クリーナーを使用するのもおすすめです。スプレータイプのものを使用すれば、洗浄成分を含んだ泡が全体を包むので手で直接触れる事なく掃除ができます。

 

ウォシュレット全体の掃除方法

ウォシュレットを使用した後のトイレは、水が飛び散るため、ノズルだけでなくウォシュレット全体の定期的な掃除が必要です。ここからは、ウォシュレット全体の掃除方法について紹介していきます。

本体の拭き掃除
ウォシュレットには電子部品が入っているので直接水をかけるのは厳禁ですが、乾いた布で拭いてしまうと静電気が発生するため、トイレ用の掃除シートや、台所用洗剤を薄めた水で濡らした雑巾などを使用して拭き掃除を行います。便座の表面や蓋の表裏、便座の裏側・便器との境目などをしっかりと拭いていきます。
掃除後、本体に洗剤が残っていると故障の原因になりかねないので台所用洗剤を使用する際は最後に拭いた場所をなぞるようにしっかりと水拭きすることが大切です。
便座の蓋と便座は、水気がなくなってからおろしてください。
リモコンの掃除
掃除の際に見落としがちなリモコンですが、意外とホコリが溜まりやすい部分でもあります。リモコンには電子部品が使用されているため、汚れが気になった際は洗剤など使用せずによく絞った雑巾などで軽く水拭きをしましょう。その際、スイッチが正常に動くかもチェックして、動かない場合には電池を交換して再度動くか確認してみてください。
脱臭フィルター
脱臭機能が備わっているトイレには、脱臭フィルターが付いています。掃除をした事がないという方も多いかもしれませんが、脱臭フィルターも掃除をしていないときちんと脱臭ができなくなる恐れがあります。まずは、お使いの製品の説明書を見ながら、便座裏に付いている脱臭フィルターを外してください。フィルター部分の汚れを使い古しの歯ブラシなどでこすって落とします。このとき、あまり力を入れ過ぎるとフィルターが破れてしまう可能性もあるため、優しくこすって汚れを落とす事が大切です。汚れがひどい場合は、先に水洗いをして乾拭きすると効果的です。ただし、フィルターに水分が残ったまま取り付けてしまうと、余計にホコリが付きやすくなってしまうため、しっかりと乾燥させた状態で元の状態に戻してください。

ウォシュレット掃除の注意点

ここまでウォシュレットのノズルや全体の掃除方法についてご紹介してきましたが、掃除を行う際には下記の点に注意が必要です。

塩素系カビ取り剤は使用しない
塩素系カビ取り剤には、次亜塩素酸ナトリウムや水酸化ナトリウム界面活性剤が含まれており、それらの成分がウォシュレットの中に残っているまま使用してしまうと、肌や粘膜に成分が付着する恐れがあり大変危険です。ウォシュレットに黒カビなどの酷い汚れを発見しても、塩素系カビ取り剤は絶対に使用しないでください。
クエン酸と塩素系洗剤は混ぜない
先ほどもご紹介したようにウォシュレットはクエン酸を使用して掃除する事ができますが、クエン酸と同時に塩素系の漂白剤を使用してしまうと酸性のクエン酸と塩素系の漂白剤が混ざり有毒なガスが発生してしまうため、絶対に混ぜて使用しないでください。

ウォシュレットの掃除頻度

ウォシュレットの掃除頻度は全体の拭き掃除など簡単な掃除は週1回、ノズルの掃除は月1回程がおすすめですが、あくまでも目安ですので汚れに気づいたときには掃除を行い、常に清潔に保つ事が大切です。

いかがでしたでしょうか?
今回はサボりがち?なウォシュレットのノズルの掃除方法をご紹介してきました。日頃から便器や便座は掃除していても、ノズルやリモコンの掃除はついつい後回しになりがちな部分です。しかし、放置していると故障や不衛生な状態になりかねませんので安心して使用するためにもこまめな掃除を心掛ける事が大切です。
ぜひこの記事をお掃除の参考にしていただければと思います。

 

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