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マンションでディスポーザーを新しく取付ける事はできる?

ディスポーザーとは、キッチンの排水口に設置する、生ごみ粉砕機の事です。

近年ディスポーザーと専用処理槽を組み合わせた「ディスポーザー排水処理システム」を取り入れた分譲マンションは増加しています。

特に新築マンションにおいてはこのディスポーザーの人気が高く、タワーマンション等の高級物件には必須設備といっても過言ではありません。

そんなに便利なものならば、お住まいのマンションにディスポーザーを取り付けてみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

今回は中古や新築のマンションへディスポーザーを新設する事が可能か等、注意点も含めてご紹介します。

ディスポーザーを設置して不衛生な悪臭とは無縁に!

ディスポーザーを利用すると、可燃ごみの回収日まで生ごみを保有する必要が無くなります。

その場で出た生ごみは水を流しながら粉砕処理をしてしまうので、悪臭の原因である生ごみを保有する必要が無くなるのです。

年中ごみ出しが可能なマンションもありますが、生ごみをお部屋に溜めない為に毎度ごみ出しに行くよりも快適といえます。

キッチンの写真

ディスポーザーは環境にやさしい

ディスポーザーは生ごみを粉砕して水と流した後、専用浄化槽で処理をされて下水へ流れていきます。

そういった水は微生物や浮遊生物(プランクトン)や魚を育て、自然を育みます。

また、生ごみの水分含有量は約70%なので、ディスポーザーで生ごみを処理する事で全体のごみの排出量を削減する事にもつながります。

また、生ごみ焼却のためのエネルギーや焼却炉使用時に発生するダイオキシンも削減する事ができます。

ディスポーザーのイラスト

ディスポーザーの種類

ディスポーザーには、手動給水方式と自動給水方式があります。

手動給水方式

先ず蛇口から水を出して、次にディスポーザーのスイッチを入れます。

水を出す際に、人為的に水を出すのが「手動給水方式」です。

水を止める際も同様です。

自動給水方式

ディスポーザーのスイッチを入れると同時に自動的に本体に水が流れ込むのが「自動給水方式」です。

ディスポーザー専用処理方法とは

ディスポーザーで粉砕した生ごみをそのまま排水と共に流してしまうタイプもありますが、

この場合下水管の詰まりを発生させて、生ごみが下水管内で腐敗し悪臭の原因となるなどの恐れがあります。

また、終末処理場に多大な負荷がかかり、河川の汚れにもつながります。

こういった問題を解消するのが以下の処理方法です。

生物処理タイプ

生物処理タイプはディスポーザーで粉砕した生ごみをディスポーザー専用浄化槽で処理し、処理水を下水道へ流します。

マンションで採用されることが多く、マンション全戸の生ごみが、生ごみ専用の排水管を通ってディスポーザー専用浄化槽に集められ、微生物で分解されます。

機械処理タイプ

ディスポーザーで粉砕した生ごみを、機械で処理し、処理水を下水道に流します。

固液分離装置と呼ばれる生ごみと処理水を分離する装置を経由し、生ごみは機械の中に残留します。

そしてヒーターの熱や微生物で処理されます。

生ごみを乾燥させるので、可燃ごみとして捨てるか、土と混ぜて再利用することもできます。

コストはどのくらい?

先ず、入居前から必須設備としてある場合は初期費用のご心配は無用です。

新たに設置する場合は、ディスポーザー本体が5~10万円程で、排水処理システムは20~30万円程というのが一般的です。

マンションによって取付けメーカーが決まっている場合や排水処理システムの設置が不可能な場合もありますので、

購入前に予めご確認する事をおすすめします。

取付け工賃代は様々ですが、ディスポーザーが助成金の対象になる場合もあります。

地域によって条件が違うのでお住まいの自治体に確認して頂くようおすすめします。

ディスポーザーを使用する際にかかる水道代と電気代は使用頻度にもよりますが、

1日3回程度の使用で水道代と電気代合わせて毎月1000円程度といったところが相場です。

ごみ袋においては、嫌なニオイを軽減させる機能付きの袋に生ごみを包んでから地域の指定袋に入れて廃棄をしているご家庭も多数です。

ディスポーザーを利用すれば生ごみの不快な臭いを軽減する為の袋を購入する雑費の削減にもなります。

ディスポーザーを利用する事で全体のごみの排出量を削減すると自治体のごみ回収・処分費用の軽減にもつながります。

害虫や害獣を寄せ付けない

生ごみを入れた袋をごみ収集所に置かなくなると、ごみ収集所に悪臭が漂ったり、ハエ・ゴキブリといった害虫がたかったり、

カラス等の害獣が可燃ごみを荒らす被害も減らす事ができます。

ディスポーザーをマンションに設置する場合の注意点

いずれ修理や交換費用が発生する

交換の場合は初期費用より低価格ではあるものの、古いディスポーザーの撤去費用を含む取付け工賃と本体の価格は発生します。

先に述べた自治体の助成金を利用できる場合もあり、状況によってはマンション管理の一部として補償される場合もありますのでご自身でよくご確認ください。

作動音が気になる場合もある

低騒音、低振動が特徴のディスポーザーもありますが、騒音や振動の体感は個人差があります。

あまりにひどい騒音や振動の場合、ディスポーザーがシンク下にうまくセットされていなかったり、

ディスポーザーの中に食器の破片やスプーン等を落としてしまったり貝殻や硬い物質を噛みこんでしまった等の例が挙げられます。

  • 清掃や点検等の定期的なメンテナンスが必要
  • 故障時には業者を手配する必要があり、復旧するまで使用できない場合がある
  • マンションにディスポーザー専用の排水処理槽がない等の理由から設置できない場合もある
  • 共用部分にあるディスポーザー設備の維持費用は管理費や修繕積立金から支出される
  • 中古物件等の古いディスポーザーには安全装置がついていない場合もある
 

近年販売されているディスポーザーには安全装置がついており、

蓋を閉めていないと稼働しない仕組みになっているのですが、中古物件の古いディスポーザーの場合は安全装置が付いていない事も考えられます。

小さなお子様やペットがいる場合等はご注意ください。

ディスポーザー設備が整っている新築マンションをご購入の場合、本体の購入や工賃等の初期費用はかかりませんが、毎月管理費が必要となります。

ディスポーザーの必要性も個々によって異なりますが、ディスポーザーはエコで快適な暮らしの必須設備となりつつあります。

ディスポーザーがあるお住まいでも、ディスポーザーがないお住まいでも、どちらの環境でも水まわりの衛生管理をしっかり整えて快適にお過ごし頂けるよう、本日もタイコーは出動致します。