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タイコーの南です。
カトリックの教会ではクリスマス(降誕祭)の4つ前の日曜日から待降節に入ります。待降節とはクリスマスを迎えるにあたっての準備期間です。今年は11月28日からです。待降節の期間、欧米の家庭では日曜日が来るたびにローソクに1本ずつ火を灯したり、シュトーレンというドライフルーツやスパイスの入ったパンを毎日少しずつ食べたりしてクリスマスを来るのを待ちます。新型コロナウイルスが早く収束するよう、今年もクリスマスにはそう祈りたいと思います。
今回、知人を訪ねて九州の大分県にある姫島へお伺いしました。姫島は大分県唯一の村であり、大分県北東部、国東半島から約6km離れた島です。面積6.99㎢、人口約1,600人、南北約4km、東西約7kmと、長細いカタチをしています。瀬戸内海気候で雨は少なく、一年を通して温暖な気候です。晴れた日には本州の山口県や四国の愛媛県が望めます。
マンションなどの集合住宅はほとんどなく、各個人が所有する土地が広く、平屋建ての戸建てが多く立ち並びます。また、生活するのに必要な水は、2箇所のダムと1箇所の溜池から確保しています。4箇所の浄化センターも所有しており、そこで下水の処理を行っています。
(姫島の村営フェリー)
(姫島の村営フェリー)
知人の話によると、1950~60年頃は、水道の水が本土に比べて多少の塩分を含んでいたとのことです。島故に、昔はそういうこともあったのですね。
姫島の産業の一つとして、クルマエビの養殖があります。昔は塩田で塩を採取していましたが、現在はその跡地を利用してクルマエビの養殖を行っています。その他にもヒジキやアオサ、タコなどの海産物も名産です。
(クルマエビの養殖場)
(クルマエビの養殖場)
姫島はアサギマダラという蝶の飛来地として有名です。アサギマダラはスナビキソウやフジバカマといった花の蜜を好み、島の北側の海岸沿いにはそれらの花の群落があります。春の秋のシーズンには、現地に行く無料のバスも運行されます。
さらに島の東側には、拍子水(ひょうしみず)温泉という冷泉が湧き出しています。その温泉を沸かした温泉に入ることができる施設もあります。温泉を飲むことも可能です。鉄の味がして、炭酸も混じっていました。
(拍子水温泉の源泉)
(拍子水温泉の源泉)
(クルマエビフライ定食、アオサの味噌汁、タコの刺身)
姫島の魅力はまだまだあり、見どころもたくさんあります。百聞は一見に如かず、温泉も食べ物も景色も良いけん、ぜひ一度きちょくれ。