ご家庭のトイレにウォシュレットを設置してからどれ位の年月が経っているでしょうか?
故障など万が一の事態に備えて事前に寿命や修理費用等を知っておくと安心ですし、買い替の判断材料にもなります。
そこで今回はウォシュレットの寿命や買い替え時の目安などをご紹介していきます。
ウォシュレットの寿命
ウォシュレットの寿命は、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの一般的な電化製品と同様に約10年といわれています。
ただし、使用頻度やお手入れの状況など使用環境によって変化します。
例えば公共施設や店舗など不特定多数の人が頻回に使うような場合と日中は外出していて
ほとんど使わない家庭の場合では同じ製品であっても寿命は異なります。
また、汚れはウォシュレットの動作不良につながりますので定期的なお手入れを行っているかも寿命に関わってきます。
また、6年を過ぎると多くの製品で部品の生産が終わってしまうので破損しても修理ができない場合があります。
ウォシュレット買い替えの目安
では一体どのタイミングで買い替えを判断すれば良いのでしょうか?
寿命が近づいてくると様々な症状が現れてきますのでいくつかご紹介していきます。
①本体の動作不良が起こる
寿命を判断する材料として下記の動作不良が挙げられます。
- 電源が入らない
- 便座が温まらない
- ノズルが動かない
- ノズルから出る水が温まらない
- リモコンが効かない
ただし、この様な症状があったとしてもコンセントが抜けていたり、留守中に停電が起きていたりして動作不良が起きている場合もありますので、
まずはブレーカーやコンセントを確認してリモコンが効かない場合には電池を交換してみてください。
正しく設置し直しても動作不良が直らない場合には故障の可能性がありますので買い替えや修理を検討する必要があります。
②水漏れが起こる
ウォシュレットのトラブルで多いのが水漏れです。
例えばノズルから水がチョロチョロと流れ続けている場合には、電気系統の問題だけではなく、
ノズルの破損・汚れの蓄積・本体内部のパッキンの劣化なども考えられます。
また、パッキンの劣化やボルトの緩みなどから、給水ホースの接続部分に水漏れが起こる事があります。
水回りのトラブルは放置したり間違った対応をすると、水漏れや感電事故などが起こる危険性がありますので
電源プラグをコンセントから抜いてお早めにメーカーや専門業者へ依頼する事をおすすめいたします。
③本体が破損する
便座は毎日繰り返し使用することを想定し、ある程度の耐久性が保証されている製品ですが、
急に重さや力が加わったり、棚の上の固いものが落ちてきたりすると破損してしまう事があります。
また、長い年月をかけて負荷が掛かる事により少しずつひび割れが起こる事もあります。
多少のひび割れであればと使い続けている方もいらっしゃるかもしれませんが、
便座の中には温熱のヒーターが組み込まれており、使い続けているとひび割れが大きくなるだけでなく感電する危険性があります。
便座が割れた際には修理ではなく交換が必要になります。
③本体が破損する
便座は毎日繰り返し使用することを想定し、ある程度の耐久性が保証されている製品ですが、
急に重さや力が加わったり、棚の上の固いものが落ちてきたりすると破損してしまう事があります。
また、長い年月をかけて負荷が掛かる事により少しずつひび割れが起こる事もあります。
多少のひび割れであればと使い続けている方もいらっしゃるかもしれませんが、
便座の中には温熱のヒーターが組み込まれており、使い続けているとひび割れが大きくなるだけでなく感電する危険性があります。
④本体の汚れや変色
長期間使用しているウォシュレットはカビや黄ばみ汚れ、臭いなどが取れなくなってしまう事があります。
素材や使用する洗剤によっては、変色が起きる場合もあります。
掃除をしても汚れや臭いが取れない場合も交換時期といえます。
掃除を怠ると、劣化が進み交換時期が早くなってしまいますので日頃から定期的な掃除を心掛ける事が大切です。
便座が割れた際には修理ではなく交換が必要になります。
修理と買い替えどちらがいい?
不具合が起きたからといってすぐに買い替える必要があるとは限りません。
修理をするか買い替えるかを判断するためには、新品のウォシュレットの費用や保証期間、
メーカーで修理が可能か等のいくつかのポイントを検討する必要があります。
まず買い替えるメリットとしては、新たに保証が付くことです。
ウォシュレットを交換する頃には以前の保証が切れている場合がほとんどですので、買い替えによって新たに保証を付ける事が出来ます。
また、電化製品の省エネ性能は年々向上しており最新機種へ買い換える事により電気代や水道代の節約にも繋がります。
ウォシュレットを長く使い続けるにはこまめな掃除も大切ですが、
汚れが残りにくい材質のものやお手入れしやすい自動洗浄に特化したモデルなどを選ぶのも効果的です。
製品寿命も長く保てる上、家事の負担も軽減してくれるため、忙しい人にとっても管理がしやすくなります。
ウォシュレットの本体価格は10,000〜100,000円程です。また、業者に交換を頼む場合は、
これらの費用にプラスして20,000円程の作業費用が必要となってきます。
一方、修理費用はだいたい15,000~30,000円程です。
修理の場合、部分的なものであれば買い替えよりも費用を抑える事が出来ますが、
修理箇所が多い場合には買い替えた安く済むケースもあるため、事前に見積を取り予算と相談しながら検討する事をおすすめいたします。
ウォシュレットの寿命をのばすポイント
電化製品は使い方やお手入れで寿命の長さは変わります。ここからは寿命をのばすためのポイントをご紹介していきます。
①こまめに掃除をする
ウォシュレットは酸性の洗剤を使うと故障の原因になってしまいます。
付着したばかりの汚れであれば専用のお掃除シートや雑巾などでこすれば簡単に汚れが落ちるので、
こまめに掃除をする事がおすすめです。
トイレットペーパーで汚れを拭く方もいらっしゃるかもしれませんが、
トイレットペーパーではプラスチックの表面を傷つけてしまいますので避けた方が良いでしょう。
ウォシュレットに付着した汚れを放置すると尿石やカビ、水垢など落ちにくい汚れに変化してしまいます。
頑固な汚れはノズルや給水フィルターの詰まりの原因にもなりますので注意が必要です。
またフィルターやノズルの掃除をするときは、必ず電源を切り説明書をよく読んでから行って下さい。
②蓋にもたれかからない
トイレに腰かけると、蓋が椅子の背もたれのようになります。
しかし、背もたれと同じ様にもたれかかると、蓋の接続がずれたり割れたりしてしまいます。
ウォシュレットの蓋は普通のトイレの蓋とは異なり、
便座コード先端のコネクタがケースカバー本体内部に接続されているので体重をかけると故障の原因になってしまいます。
また、トイレの天井の掃除をするときなどに蓋の上に立つと割れてしまうこともあります。
蓋はプラスチック製なので、扱いに注意が必要です。
③便座にモノを載せない
便座カバーや座など余計なものをウォシュレットの上に乗せると、
センサーが作動しにくくなり一部の機能が使えなくなる場合があります。
小さなお子様のいらっしゃるご家庭では、
トイレトレーニングの時期など幼児用補助便座が必要になるかと思いますが使用後は必ず取り外すようにしてください。
いかがでしたでしょうか?
今回はウォシュレットの寿命と買い替えの目安についてご紹介して参りました。
ウォシュレットの使用年数や当てはまる状態によって買い替えか修理か適切なものを選ぶ事が大切です。
また、定期的に点検・掃除を行う事により長く使う事が出来ますのでこの記事を参考にウォシュレットを清潔に保ち、
修理や交換時期を見直すきっかけにして頂けたら幸いです。
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