2018年11月5日、岡山県倉敷市真備町の災害復旧ボランティア活動を行いました。真備地区は2018年7月、豪雨による影響で近くを流れる小田川の堤防が決壊し、大量の水が真備町へ流れ込み、甚大な被害に見舞われました。
(当時の写真)
今回は東京から車で約8時間、ダンプカー4台、解体業者や設備業者など総勢19名での参加となりました。5日朝、真備ボランティアセンターに集合し、ボランティアを必要とされるお宅のリストが渡され、3班に分かれ被害宅に向かいました。
(ボランティアセンターにて)
被害宅へ向かう途中、真備町内を走行しましたが、1階部分は全て浸水していて、ほとんどの方が避難されている状態でした。現地の方のお話によると1階天井付近まで水が流れ込んできたとのことです。
(被害状況)
1件目の復旧活動は、築2年目の新しい住宅で、ご家族が避難されている中、作業を行いました。作業の依頼内容はユニットバス、台所レンジフード周りの解体作業でした。ユニットバスは問題なく使える状態でしたが、ユニットバス裏の断熱材に水が含まれているため、止む無くユニットバスを解体撤去しなければならない状況でした。
(室内作業写真)
(作業後、廃材収集所へ)
2件目の復旧活動は、築30年以上と思われる住宅で、ご家族は2階でなんとか生活をしている状況でした。作業の依頼内容は、浴室コンクリート部分の解体及び搬出作業でした。昔ながらの造りなので浴室をコンクリートで頑丈に作られていたと思われます。約2トンのコンクリートガラを解体及び搬出し、この日の作業は終了となりました。
(作業写真)
(作業後、廃材収集所へ)
災害発生から3ヶ月経過していますが、今も精神的に立ち直れない人々がまだまだ多く、室内の片付け作業やその後の復旧工事なども未だ見通しが立っていない状況です。
これからも、我々が出来る活動は積極的に取り組んでいこうと考えております。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
2018年11月6日
株式会社タイコー
代表取締役社長 米村直樹