私たちが生活する上でゴミは必ず出てしまいます。
これらのゴミを正式には廃棄物と呼び、その扱いや処理方法には様々なルールが定められています。
特に事業者は仕事を進めていく中で多くの産業廃棄物を排出しています。
では一体その廃棄物は最終的にどこへ行くのでしょうか?
今回は意外と知らない産業廃棄物のことについてご紹介していきます。
様々な場所で集められた廃棄物は、破砕、粉砕、リサイクル可能な物の選別、中間処理などの後、この最終処分場へ持ち込まれます。
最終処分場とは、廃棄物を安全な状態で埋め立て処分できる施設のことです。
最終処分場は廃棄物の性質によって分かれており、
汚水の流出、地下水汚染、廃棄物の飛散、ガスの発生、そ族昆虫の発生などを防止し、安全に処理する役割があります。
最終処分場には廃棄物処理法※によって、処分できる産業廃棄物、処分場の構造基準・維持管理基準が決められています。
※廃棄物の処理及び清掃に関する法律
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(はいきぶつのしょりおよびせいそうにかんするほうりつ、
昭和45年12月25日法律第137号)は、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、
生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律である。廃棄物処理法、廃掃法と略される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安定型最終処分場
安定型最終処分場とは、有害物質・有機物の付着がなく、雨水にさらされても変化を起こさない安定型産業廃棄物が埋め立て処分されるところを指します。
そのため、処分場の構造基準として浸透水採取設備の設置が義務付けられています。
処分できるもの |
がれき類、ゴム屑、金属屑、廃プラスチック類、ガラス屑・コンクリートおよび陶磁器屑 |
遮断型最終処分場
遮断型最終処分場には有害物質の含まれる廃棄物が持ち込まれます。
処分場内部への雨水流入防止を目的として屋根や雨水排除設備が設置されていたり、水密性のある頑丈な構造であることが特徴です。
有害物質を埋め立て処分しているので、長期間の維持管理が必要となります。
処分できるもの |
有害な燃え殻、ばいじん、汚泥、鉱さい |
管理型最終処分場
管理型最終処分場ではあらゆる廃棄物が処分されています。
動植物性残留物やふん尿、死体による腐食や分解、金属の溶出などによる汚濁物質を含む水分
(埋め立てられた廃棄物が元々保有していた水分や処分場内部に浸透した地表水)やガスが発生します。
これらの対処として処分場の内外を遮断できる二重構造の遮水工によって地下水汚染防止をした上で、
保集排水管によって集水し、処分場の外に排出される浸出液を浸出液処理設備で処理してから放流します。
処分できるもの |
汚泥、紙屑、木屑、燃え殻、ばいじん、繊維屑、動物の亡骸、動物のふん尿、動植物性残留物、タールピッチ類に限る廃油、廃石綿、鉱さい等 |
建設廃棄物
「建設廃棄物」とは、一般廃棄物と産業廃棄物の両方を含みます。
建設工事に伴ったすべての物品で、「工事現場外に搬出される建設発生土」、「アスファルト・コンクリートの塊」、
「建設発生木材」、「建設汚泥」、「紙屑」、「金属屑」、「ガラス屑・コンクリート屑(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものを除く。)及び陶器屑」
又はこれらのものが混合した「建設混合廃棄物」などがあります。
現在、日本では大量の廃棄物が排出されています。
廃棄物焼却で温暖化を促進し、処理しきれない廃棄物を日本から海外へ輸出している事も問題とされています。
輸出されている廃棄物
「リサイクルデータブック2021」によると、再生資源として日本から輸出される中で最も輸出量が多いのは鉄鋼スラグで、全体の4割を占めています。
次いで鉄鋼屑、古紙、プラスチックが多く輸出されています。
出典:一般社団法人産業環境管理協会 資源・リサイクルセンター「リサイクルデータブック2021」再生資源の輸出量の内訳(2018年)
スラグは本来金属製造工程起源のものですが、ごみなどを焼却施設で処分したときに発生する
廃棄物加熱溶融起源のものもスラグと呼んでいます。
鉄鋼スラグは、金属製造工程のスラグのうち、鉄鋼製品の製造工程で生まれたものを指します。
セメントの原材料や道路の路盤材など、そのほとんどが建設資材として利用されてきました。
近年では海藻やサンゴの再生に効果を発揮して海の環境改善に役立つ環境資材として
注目されていますが、産業廃棄物輸出量におけるトップという現状です。
このように、日々の生活ではなかなか気が付きにくいものですが、
ゴミの問題も実際のデータでみてみると、深刻さが感じられます。
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今回は産業廃棄物についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
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