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水道料金が突然高くなった!その原因とは?

水道料金が突然高くなってしまった時、まずは原因をはっきりさせる事が大切です。  そこで今回は水道料金が突然高くなってしまった時の原因や対処法をご紹介していきます!

水道料金が突然高くなる原因

水道料金が突然高くなる原因として考えられるのは主にこの4つです。  

  • 水漏れ
  • 水の使用量の増加
  • 水道料金の値上げ  
  • 引っ越しによる各種変更 

水漏れ

水道料金が突然高くなる原因としてまず考えられるのが水漏れです。 まずは室内で水漏れが起こりやすい場所を確認してみてください。

<室内で水漏れが起こりやすい場所・現象>

洗面所・台所等の蛇口・・・しっかり閉めているのに常に蛇口周りが濡れている

トイレ・・・タンクが緩んでずっと水が流れている

風呂場・・・パッキン、ホース、パイプ、ボルト、ナット周辺が濡れている

洗濯機・・・パッキンの劣化、給水ホース等のネジの緩み

上記に問題がない場合は、見えない場所で水漏れが起きている可能性があります。 見えない場所で水漏れが起きていると気づくのにも時間がかかってしまい、高額な水道料金の請求がきてはじめて水漏れをしていることに気づくケースも少なくありません。 特に冬場は水道管が凍結によって破損し、水漏れを起こす可能性があります。 水道管が完全に破裂していると水が出てこなくなるため気づく事が出来ますが、小さな亀裂などの破損では気づきにくく、水漏れを起こしたまま放置してしまうこともあります。 見えない場所の水漏れ箇所の特定は専門の業者による漏水調査が必要になりますが、水漏れが起きているかどうかは水道メーターを見れば確認する事が出来ます。

水漏れの確認方法 

水道メーターは戸建てであれば庭や駐車場、マンションなど集合住宅であれば一般的に玄関横のガス・水道の元栓が入っている扉の中(パイプスペース)にあります。 水道メーターが他住戸のものと同じ場所に並んでいる場合は、水道代の明細に記載されているメーター番号と同じ番号の水道メーターを確認してください。 水道メーターには、水道使用量を計測する1ℓ・10ℓ・100ℓのメモリと総使用量を確 認するメーター指針、そしてパイロットと呼ばれるものがあります。 水漏れをしているか調べるにはパイロットの動きを確認します。 まず家中の水道の使用を止めます。台所・浴室・洗濯機・トイレなどの蛇口など家中の 水道を止めた状態で、パイロットを確認してみてください。 もしも、パイロットが激しく回り続けている場合は家のどこかで水漏れが起こっている可能性があります。 この場合は、専門の業者に漏水調査・修理を依頼する必要があります。

水漏れによって水道料金が高くなった場合、水漏れの内容によっては減免措置があります。

水道局によって異なり必ず適用されるわけではありませんが、

  • 地下や床下、壁の中など、目に見ない場所からの水漏れで発見するのが難しい場合
  • 地震や大雨などの自然災害が原因で不可抗力の場合
  • 使用者に過失がない場合

などが条件になります。

逆に対象にならないのは

  • 蛇口の閉め忘れなどの不注意による場合
  • 水漏れの事実を知りながら修繕を怠った場合
  • 工事等による破損事故で水漏れが発生した場合
  • 水道管の老朽化などの理由により水道局から指導を受けたにも関わらず
    取替工事や調査を行わずに水漏れが発生した場合
  • 申請期限が過ぎてしまっている場合

などです。

※減免制度の適応条件は、各自治体によって異なります。詳しい条件についてはお住まいの自治体や水道局にお問い合わせください。

減免申請の方法

1.水漏れ箇所を見つけて管理区分を特定する
水漏れがわかった時点で被害の拡大を防ぐために応急処置としてメーターボックス内にある止水栓を閉めておきます。なお、止水栓を閉めている間は水の使用はできません。水道には管理区分というものがあり、水漏れの修繕箇所によって管理区分が分れています。一番道路に近い止水栓である第一止水栓より道路側が水道局の管理となり、第一止水栓より宅地側が使用者の管理となります。
2.水道局へ連絡する
水漏れ箇所と管理区分が確認できたら、管理区分がどちらであっても、水漏れ修繕を行うために水道局へ連絡します。水漏れ箇所を伝えると、管理区分にあった手続きを行う事が出来ます。管理区分が自分である場合は、減免制度の適応条件、申請方法について聞いておく必要があります。また、修繕については水道局が手配する場合や水道局から指定された業者に自分で依頼する場合、自分で業者を見つけて依頼する場合があります。 修繕を行った際の見積書・請求書なども申請時に必要になりますので大切に保管してください。その他、業者記入の必要書類がある場合も忘れず記入してもらう必要があります。 水漏れの修理を自分の都合で先延ばしにしてしまった場合、減免申請ができなくなる場合もありますので出来るだけ早く手配を行いましょう。
3.申請書を提出する
水漏れ修理が完了したら、管轄の水道局発行の漏水減額申請書に必要事項を記載し、漏水の修理をしたことが分かる請求書・領収書などの書類を添えて、地域の水道使用場所を管轄している地域サービスセンターに郵送あるいは直接持参して提出して完了です。 ※提出箇所は地域によって異なる場合があります。

水の使用量の増加

水漏れなどがない場合、気づかないうちに以前より水の使用量が増えて水道料金が上がっている可能性もあります。  

シャワーや蛇口を開けたまま髪や体を洗っている
お湯を溜めずにシャワーだけで済ませる場合や、寒い冬場などはシャワーを出したまま髪や体を洗ってしまいがちです。洗い流さない間も水やお湯が流れ続けることになるため、水道代も高くなってしまいます。 節水の為に小まめにシャワーの水を止めながら使うように意識しましょう。
トイレで「大」レバーを使う回数が多い
洗浄レバーの「大」を使うと、1回に15~16ℓもの水が流れます。「大」「小」のどちらを使うかという判断基準は、「液体以外を流すかどうか」です。この基準を踏まえてレバーを使い分けてみてください。
食器を洗う時に水を流しっぱなしにしている
節水のためにも、食器洗い用の桶に水を溜めて使ったり、まずは水を出さずに洗剤で汚れ を落とした上でまとめてすすぎ洗いをしてみましょう。また、食器を洗う前に油汚れや食べ残しをキッチンペーパーなどで拭き取ったり、茶碗を水に浸けておいたりすると汚れが取れやすくなり、水の量も抑える事ができます。
小まめに洗濯機を回している
洗濯する回数が多いと、その分たくさんの水を使う事になります。 洗濯物はできるだけまとめ洗いすることを意識して、ある程度の量の洗濯物が溜まったら洗濯機を回すようにしましょう。目安としては、洗濯機の容量の8割程度を基準にしてみてください。また、お風呂の残り湯を使うのも節水方法のひとつです。 ポイントは、残り湯を『洗い』の段階で使う事です。『すすぎ』の際は綺麗な水道水を使 えば、衣類に雑菌やにおいが残る心配もありません。

水道料金の値上げ

水道料金が高くなった原因として、料金の値上げも考えられます。 水を安定して使用するためには水道施設の整備費用や人件費などが発生します。 最近では人口減少によって水の使用量減少が起こり、水道料金の収入減少が起こっています。 それに反して、水道施設では老朽化が進み整備費用が増加しているため各自治体で水道料金の値上げが起こっています。金額が増えていると感じた場合はまず料金明細などを確認してみましょう。

引っ越しによる各種変更

引っ越しをすると、住居や管轄の水道局が変わります。 水道料金は地域によって差があり、特に東北は水道料金が全国でも上位の地域です。 逆に関東の人口が多い都市部は水道料金が低い地域になります。 ただし、これは都道府県の平均のため同じ県内でも他の地域に比べて水道料金が高い 市区町村、安い市区町村と差があります。 そのため、引っ越し前と同じ量の水を使っているだけでも地域によっては1,000円以上 の差が出る事があります。 特に、家族が増えて水道の使用量が増えている場合などはその差は2~3倍になること もあります。引っ越しの際は、水道局のホームページで水道料金について確認しておくと安心です。 また、引っ越しにより家族の人数が増えた場合も水の使用量が増えるため金額が大きく変わる事があります。

いかがでしたでしょうか?

今回は水道料金が突然高くなった原因についてご紹介して参りました。もしもの時はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

 

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