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洗濯機は縦型とドラム式どちらを選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットをご紹介

洗濯機には縦型とドラム式のタイプがありますが買い替えの際にどちらを選べば良いか悩む方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそれぞれのメリット・デメリットと自分に合った洗濯機の選び方のポイントをご紹介して参ります。

洗濯機のイラスト

 

縦型とドラム式の違いとメリット・デメリット

 

①洗浄方法

まず縦型とドラム式では洗浄方式が大きく異なります。

縦型は、洗濯槽に大量の水を溜めて底にあるパルセーターという羽根を回転させることで、

渦巻き状の水流を作り衣類同士をこすりあわせて汚れを落とします。

衣類のからみや痛みがドラム式よりもやや多いですが、日本は軟水なので、洗剤がよく泡立ち固形汚れに対して大きな力を発揮します。

縦型洗濯機の写真

 

一方、ドラム式は横向きのドラム槽ごと回転して洗濯物を持ち上げて落とすたたき洗いと、ドラム槽を急速に反転させ、

小刻みに衣類を動かす「もみ洗い」を組み合わせて汚れを落とします。

ドラム式は使用する水の量が縦型よりも大幅に少ないのが特徴で、それにより洗剤の濃度を濃くできるため、

皮脂汚れに対して力を発揮します。洗濯している衣類のからみが少ないので、生地が傷みにくいのも特徴です。

ドラム式は洗剤が泡立ちにくい硬水の国では以前から普及していましたが、

軟水の日本では汗や泥汚れが落ちにくい為あまり一般的ではありませんでした。

しかし、2000年代に入ってから小型タイプの物や温水機能付きなど性能があがった製品が登場するようになり徐々に普及してきました。

ドラム式洗濯機の写真

 

②洗浄力

ドラム式は縦型よりも洗浄力が劣ると言われていましたが、

最新式の製品ではメーカーによって多少異なるものの、どちらも大差はありません。

しかし、ドラム式は少ない水で洗うことによって色移りしやすいという注意点もあります。

その為、ドラム式を使用する場合には白い物と色・柄物をしっかり分ける事が大切です。

タオルの写真

 

③サイズ

縦型はドラム式と比べて本体がコンパクトです。

ドラム式の場合は場所によってはサイズが合わずに設置出来ない場合がありますが、

縦型であればほとんどの家庭で使用する事が出来ます。

その為、一人暮らしの方や洗濯機を置く場所のスペースが小さい場合には縦型がおすすめです。

 

④価格

本体価格は従来からある縦型の場合、各メーカーで製造ノウハウが確立しており、

コストパフォーマンスが優れていて、だいたい10万円前後が相場になります。

一方ドラム式の場合は、縦型に比べて高価なものが多く20~30万円前後が相場になります。

ランニングコストはドラム式の場合、縦型よりも水の使用量が圧倒的に少ない為、水道代を抑える事が出来ます。

しかし、乾燥機能が付いている分電気代は高くなってしまいます。

ただし、縦型で乾燥機能を使用するよりもドラム式で使用した方が電気代は安くすむので乾燥機能を重視する場合にはドラム式がおすすめです。

コストイメージ図

 

⑤乾燥機能

縦型とドラム式では乾燥方法も異なります。

縦型の場合は『ヒーター乾燥』が基本です。

ヒーター乾燥とはドライヤーのように温風を吹き出して洗濯物を乾燥させるもので、縦型や一部のドラム式で採用されています。

ヒーター乾燥のメリットは本体価格を抑えた機種が多い事や、高温のヒーターによる除菌効果が期待できる事です。

反対にデメリットは高温の風を使用するため、衣類が縮んだり傷む可能性があったり、電気代がヒートポンプ式より嵩んでしまう事です。

乾燥機能はたまにしか使用しないという方はこちらで問題ないと思われます。

 

また、ヒーター乾燥には『水冷式』『空冷式』があります。

乾燥中に槽内で発生した熱と湿気の処理方法が異なりますのでそれぞれ詳しく紹介していきます。

 

・水冷式(水冷除湿方式)

乾燥時に冷却水を使用して熱を冷まし、湿気を水に戻して排水するという方式。

<メリット>

冷却水(水道水)を使用した冷却のため排気が発生しない。
換気が充分に出来ない場所での設置に向いている。

<デメリット>

冷却水(水道水)を使用するので水道代がかかる。

 

・空冷式(空冷除湿方式・排気式)

乾燥時に発生した熱と湿気を外に排出するという方式。

<メリット>

水冷式と異なり冷却水が不要なので水道代がかからない。
また、空冷式を採用しているメーカーの洗濯機は比較的安価な製品が多い。

<デメリット>

冷却水を使用しないかわりに、排気が発生するので換気が出来る環境でないと室内が蒸し暑くなる。
冬場は結露が発生するので換気を行う必要がある。

 

 

いずれにしても縦型での乾燥はドラム式よりも非効率で電気代もかさむため、外干し後の仕上げや、部屋干し前のプレ乾燥、

洗濯槽乾燥としての使用など、少量の時の乾燥使用するのがおすすめです。

 

一方ドラム式の場合は、ヒートポンプ方式やヒーター乾燥などがあります。

(ヒーター乾燥は、上記でご紹介した縦型と同じ方式です)

ヒートポンプ方式は除湿機で乾燥させる様なイメージで、湿気を含んだ空気を除湿して排水をし、乾いた温風によって乾燥させます。

低温で乾燥するので衣類の傷みや縮みが少なく、ヒートポンプにより効率よく熱交換をするのでヒーター式よりも電気代・水道代ともに抑えられ大幅な省エネ効果が期待できます。

 

自分に合った洗濯機を選ぶには?

様々なメーカーから色々なタイプの洗濯機が発売されている為、どれが自分に合った物なのか選ぶのも大変だと思います。

そこでここからは自分に合った洗濯機を選ぶために抑えておきたいポイントをご紹介します。

 

・1日に洗濯機を使用する回数

家族の人数・構成によっても1日に洗濯機を使用する回数は異なります。

洗濯物の量が多く1日に何度も回すという方もいれば毎日出る洗濯物の量が少なく溜めておいたものを週末一気に洗濯するという方もいると思います。

1回の洗濯で出来るだけ多くの衣類を洗いたい場合には、11㎏以上ある容量の大きな製品を選ぶのがおすすめです。

(1人の1日分の洗濯物の量は約1.5㎏と言われていますので1人暮らしの方が1週間分の洗濯物をまとめて洗うには10.5㎏以上の容量が必要になります)

これ位の容量があればたくさんの衣類もまとめて洗濯する事が可能です。

また、衣類の種類を分けて洗濯したい場合にはできるだけ洗濯時間が短いタイプを選ぶのがおすすめです。

先程ご紹介したヒートポンプ方式の乾燥機能が付いているドラム式乾燥機であれば短時間で仕上げる事が可能になります。

洗濯物の写真

 

・衣類の乾燥方法

まず洗濯機に乾燥機能が必要かを検討します。

自宅に浴室乾燥機能が付いている場合や衣類乾燥除湿機などがある場合には洗濯機の乾燥機能を重視する必要はありません。

基本的に洗濯物を天日干ししているという方にも必要ないかもしれませんが、乾燥機能があると外に干す前にプレ乾燥を

使用する事により短時間で乾かす事が出来て便利です。日照時間が短い冬や、雨・台風などの悪天候や湿気の多い時期、

花粉が飛散している時期には頼りになる機能ですので様々な使い方を想定して検討してみるのも良いかもしれません。

干してある洗濯物の写真 干してある洗濯物の写真

 

・ライフスタイル

洗濯をする時間帯が遅い場合には縦型の方が静音性に優れています。

(但しドラム式でも静音タイプの物があったり、縦型でも古いタイプでは音が大きい場合があります)

また、小さなお子様がいるご家庭や、ユニフォーム・作業着など汗や泥汚れがついた衣類を洗濯するご家庭では洗浄力の高い縦型がおすすめです。

運動で汚れる衣服の写真

 

・設置場所

特にドラム式はサイズが大きい為、住宅によっては設置が出来ない可能性もあります。

その為、購入前に必ず設置場所や搬入経路を確認する必要があります。

建物入口・エレベーター・玄関ドアなどの幅・高さ・奥行き等が十分かにあるか、蛇口・コンセント・排水口の位置は問題ないか、

ドラム式の場合は扉の開閉をどちらにするか等を事前に確認しておきましょう。

ご紹介してきた様に縦型・ドラム式それぞれにメリット・デメリットがありますので購入前にポイントをチェックしながら

自分の暮らしのニーズに合った製品を選んでみてくださいね。

 

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