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蛇口から赤水が出る原因と対処法

いつも通り蛇口をひねったら突然赤や茶色の水が出た!なんて事はありませんか?日常生活に欠かせない水が濁っていては心配になりますよね。

そこで今回は赤水が出る原因とその対処法についてご紹介していきます!

赤水って何?

赤水とは給水管の内部にサビが発生して起こる現象の事です。

給水管に鉄を含む材料が使われている場合、長い年月をかけて酸素と反応して鉄が酸化し、内壁に酸化鉄(サビ)が出来てしまいます。

鉄は、空気中の酸素だけではなく水中の酸素とも反応してサビを作ります。 配管の中にできるサビは赤サビで、一般的な黒いサビとくらべて脆く水に溶けやすいという性質があるため、これが水に溶けて赤く濁ったものを赤水と言います。

赤水の原因

赤水の原因は主に3つあります。

①配管の劣化

先ほども少しご説明しましたが、赤水の主な原因として考えられるのは配管の劣化により内部に発生したサビの混入によるものです。

給水管の寿命は約15~25年と言われています。

給水管の中は水で満たされているため、鉄が用いられた配管材ではどうしてもサビができてしまいます。また、水道水の消毒に用いられるカルキは鉄の酸化を促す性質があり、カルキも給水管のサビに大きく影響しています。

築年数の古い家などは給水管も劣化しており内部にサビが発生して赤水が出る事があります。また、空き家など長期に渡って水を使用していない場合も赤水が出やすくなってしまいます。

住居内の配管だけでなく、水道本管の劣化によって錆が発生する場合もあります。

②受水槽の劣化

マンションの場合は、配管だけでなく受水槽の劣化が原因になる可能性もあります。

水道の配水方法は、大きく分けると直結式給水と受水槽式給水の2種類に分けられます。

まず直結式給水とは、水道本管から直接各家庭に水を届ける方式の事を言います。

一戸建てや、地域によっても異なりますが3階程度までの建物なら直結式給水が可能です。水道本管から蛇口まで直接水を供給できるため、新鮮な水を利用できるといったメリットがあります。

一方受水槽式給水とは、配水管から受水槽に水を溜めてから各家庭に配水する方法の事を言います。受水槽式給水は、高層マンションやビルなどに水を供給するために多くで導入されています。そのため、マンションに居住しており蛇口から赤水が出た場合には、受水槽の内部に赤錆が発生している可能性もあります。

③断水・水道工事

断水があった際や、住んでいる建物や近隣で水道工事が行われた際も一時的に汚れやサビが混ざり赤水がでる事があります。 この場合は一時的である事が多いので事前に工事の予定がわかっている場合は前もって水を汲んでおくと安心です。

赤サビによる影響

赤サビによって水から金属の臭いや鉄の味がしたり、濁って見た目が悪くなるだけでなく、洗濯物に赤い色がついたり、洗面台や便器に赤い筋が付着したりすることもあります。

また、赤水を浄水器に通すとフィルターを詰まらせてしまう等設備や電化製品の故障の原因にもつながります。 さらにサビこぶが配管内を塞いでしまうと水の出が悪くなったり、水と一緒に流れるサビによって配管材が少しずつ削れて薄くなりやがて穴が開いて漏水が起きてしまうという恐れもありますので、赤水に気付いた際は早めに対処する必要があります。

赤水が出た際の対処法

①水を流しっぱなしにする

まずは高い水圧により水道管内をキレイにするため一定時間水を出し続けて下さい。

そのまま流しっぱなしでは水がもったいないので、バケツや洗面器などに流し、貯めた水は飲用以外に使用するのがおすすめです。

少ししてから水が透明になった場合は軽度の赤水ということになります。

水道工事の影響によって一時的に濁った水が出た場合は、しばらく水を流すことで、多くの場合解消できます。

しかし、この対処法は赤水の根本的解決とは言えない点もあり、蛇口を全開にすることから水圧が高まり漏水する危険もありますのでお気をつけ下さい。

②配管の清掃・交換工事

水を数分間流してみても変わらず赤水が出るのは給水設備の内部が劣化しているサイン

です。

この場合、管内の高圧洗浄や、配管の交換工事が必要になりますので専門業者へ相談する必要があります。マンションにお住まいの場合はまずは管理会社に連絡をしてみて下さい。

自宅だけでなく近所のご家庭からも赤水が出る場合は、地域の水道管の内部が錆びている恐れがあり大規模な工事になる場合もあります。

赤水の原因を突き止めるための調査や修繕には、時間がかかる場合もありますので水道

水の異常に気づいたら、早めに対処する事が大切です。

NPLⅣ工法 / NPBⅢ工法 / NPBラピッドⅡ工法

既存の建築物(集合住宅)の劣化した硬質水道用塩化ビニルライニング鋼管の赤水対策と配管の延命を図るために、配管を取り外すことなく、給水管内面に良質な防錆塗膜を形成し、給水管の更生を図ります。

工法の特徴
  • NPLⅣ工法 共用部給水管など大口径100Aまで施工可能
  • NPBⅢ工法 占有部給水管(15A〜25A)1日施工
  • NPBラピッドⅡ工法 占有部給水管(15A〜25A)1日施工・当日通水
 

いかがでしたでしょうか?
今回は蛇口から赤水が出る原因と対処法についてご紹介してきました。蛇口から突然濁った赤水が出てくると驚いてしまいますが、配管の中の錆が原因とわかると、赤い色や金属っぽい臭いにも納得できるのではないでしょうか。 赤水は食事や飲用には適さないので、出てしまった際は飲まないよう気を付けてください。一時的な赤水や濁り水の場合はしばらく水を流しておくと、すぐに透明な水になっていきますが、改善されない場合には早めに水道局や専門の工事業者、マンションの管理会社への連絡してください。

水は私たちの生活に欠かせないものですので日頃から状態に気を付けておくと安心です。

 

株式会社タイコーは、環境に配慮したエコフレンドリーな工法を採用し、持続可能な未来に貢献する、
マンション・ビルの設備会社です。
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